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国際物流の流れを徹底解説!
貿易初心者もわかる7つのステップと重要ワード

はじめに:世界のモノの流れを支える国際物流の重要性

私たちの身の回りには、海外から来たモノが溢れています。今お使いのスマートフォン、毎日着る洋服、食卓に並ぶコーヒー豆やワイン。これらはすべて「国際物流」という仕組みによって、世界中の国々から私たちの手元に届けられています。国際物流は、世界経済を血液のように循環させ、私たちの豊かな生活を支える、まさに社会インフラそのものと言えるでしょう。

なぜ国際物流の理解が必要なのか?

海外と取引を行う企業にとって、国際物流の知識はビジネスの成否を分ける重要な要素です。複雑な手続きや多くのプレイヤーが関わるため、流れを理解していないと「予期せぬコストが発生した」「納期が大幅に遅れた」「貨物がダメージを受けた」といったトラブルに見舞われかねません。逆に、知識があればコストやリードタイムを最適化し、競争力を高める強力な武器となります。また、個人で海外から商品を購入する際にも、流れを知っておくとスムーズな取引に役立ちます。

本記事でわかること(全体像、主要なプレイヤー、重要ワード)

この記事では、複雑で難しそうに思える国際物流の世界を、一枚の大きな地図を広げるように解き明かしていきます。

  • 国際物流の全体像: モノが輸出者から輸入者へ届くまでの具体的な流れを7つのステップに分けて、旅の全行程を可視化します。
  • 主要なプレイヤー: この旅に関わる様々な専門家たちの役割を解説します。
  • 重要ワード: 各ステップで登場する専門用語を、初心者にも分かりやすく解説します。

この記事を読み終える頃には、国際物流の基本的な流れとポイントを理解し、自信を持って貿易実務の第一歩を踏み出せるようになっているはずです。


第1章:国際物流の全体像と主要プレイヤー

まずは、国際物流とは何か、そしてこのダイナミックな世界を動かしている専門家(プレイヤー)たちについて見ていきましょう。

1-1. 国際物流とは?国内物流との違い

国際物流とは、その名の通り「国境を越えてモノを運ぶこと」です。一方、国内物流は国内での輸送を指します。両者の最大の違いは「国境を越える」という点にあり、これにより手続きの複雑さや関わる法律が大きく異なります。

比較項目 国際物流 国内物流
輸送範囲 国と国の間 国内
関連法規 輸出入国の法律、国際条約 国内法(道路運送法など)
手続き 輸出入通関、検疫など複雑 比較的シンプル
輸送距離・時間 長距離・長時間 短距離・短時間
関わるプレイヤー 多数(フォワーダー、通関業者など) 少数(運送会社など)
リスク 輸送中の事故、関税、為替変動など多様 輸送中の事故など

貿易における役割

国際物流は、単にモノを運ぶだけではありません。売買契約で約束された商品を、約束された期日までに、安全かつ確実に相手国へ届けるという、貿易取引を完結させるための重要な役割を担っています。この流れが止まれば、世界の経済活動も止まってしまうのです。

1-2. 国際物流を担う主なプレイヤー

国際物流という壮大なリレーは、多くの専門家たちの連携プレーによって成り立っています。それぞれの役割を見ていきましょう。

  • 荷主(輸出者・輸入者): 貨物の送り手である「輸出者」と、受け手である「輸入者」のこと。国際物流の依頼主であり、全ての取引の起点となります。
  • フォワーダー(Forwarder): 国際物流のプロフェッショナル・コーディネーターです。荷主の代理人として、船や飛行機の手配、通関手続き、国内配送など、貨物が目的地に届くまでのあらゆる実務を一貫して請け負います。どの輸送手段が最適か、どのルートが効率的かを提案してくれる、旅のプランナーのような存在です。
    (※フォワーダーの詳しい役割については、別記事「【徹底解説】フォワーダーとは?」で詳しく解説していますので、そちらもご覧ください。)
  • 船会社 / 航空会社: 実際に貨物を運ぶ輸送機関です。船会社はコンテナ船などで海上輸送を、航空会社は貨物機や旅客機で航空輸送を担います。フォワーダーはこれらの会社の輸送スペースを予約して、荷主の貨物を運びます。
  • 通関業者: 輸出入の際に必ず必要となる「通関手続き」を専門に行う業者です。税関に対して、貨物の内容を申告し、輸出入の許可を取得する役割を担います。法律や税に関する高度な専門知識が求められる、国の玄関口を守るゲートキーパーです。
  • 倉庫業者 / 陸上運送業者: 倉庫業者は、港や空港に到着した貨物を一時的に保管・管理します。陸上運送業者は、トラックなどを使って、輸出者の工場から港へ、また港から輸入者の倉庫へと、国内の輸送を担当します。
  • 乙仲(おつなか): 乙仲は、もともと港湾で荷主の代理として船会社への貨物の受け渡しを行っていた業者を指す歴史的な呼称です。現在では、フォワーダーとほぼ同義で使われることが多いですが、港湾地区での業務に強みを持つ業者を指す場合もあります。
    (※フォワーダーと乙仲のより詳細な違いは、別記事「フォワーダーと乙仲、どう違う?」で解説しています。)

第2章:国際物流の7つのステップと重要ワード

ここからは、いよいよ国際物流の具体的な流れを7つのステップに分けて、旅の始まりから終わりまでを追いかけていきましょう。各ステップで登場する「重要ワード」もあわせて解説します。

ステップ1:輸送契約と条件の決定

すべての始まりは、輸出者と輸入者の間で交わされる「売買契約」です。この契約の中で、「どこまでの費用とリスクをどちらが負担するのか」という運送に関する取り決めが非常に重要になります。この国際的なルールが「インコタームズ」です。

インコタームズ(Incoterms)とは?費用とリスクの分担

インコタームズは、国際商業会議所が定めた貿易取引条件の定義です。アルファベット3文字で表される規則(例:FOB, CIF)で、「費用負担の範囲」「危険負担(リスク)の分岐点」を明確にします。これにより、「輸送中に貨物が壊れた!この損害は誰の責任?」といったトラブルを防ぐことができます。代表的なものをいくつか見てみましょう。

  • EXW (Ex Works / 工場渡し): 輸出者の工場や倉庫で貨物を渡した時点で、それ以降の輸送費用とリスクはすべて輸入者の負担となります。輸出者にとって最も負担が軽い条件です。
  • FOB (Free On Board / 本船甲板渡し): 輸出者は、自国の港で貨物を本船の甲板に乗せるまでの費用とリスクを負担します。船に乗った瞬間から、費用とリスクは輸入者に移転します。コンテナ輸送でよく使われる条件です。
  • CIF (Cost, Insurance and Freight / 運賃・保険料込み): 輸出者は、自国の港から輸入国の港までの海上運賃と保険料を負担します。ただし、リスクの分岐点はFOBと同じで、貨物が自国の港で船に乗った時点です。つまり、輸入国の港までの輸送中に事故が起きても、その損害を補填する保険の手配は輸出者が行いますが、リスクそのものは輸入者が負っている状態です。
【重要ワード】
  • 売買契約 (Sales Contract): 商品の品質、数量、価格、支払条件、納期、そしてインコタームズなどを定めた、輸出者と輸入者間の契約書。
  • 信用状 (L/C: Letter of Credit): 貿易代金の決済を確実にするため、輸入者の取引銀行が発行する「支払い保証書」。輸出者は船積書類を銀行に提出することで、代金を受け取れます。
  • FOB, CIF, EXW, DDP: インコタームズの規則の一部。DDP (Delivered Duty Paid) は、輸入通関費用や関税も含め、輸入国内の指定仕向地までのすべての費用・リスクを輸出者が負担する、輸出者にとって最も負担の重い条件です。

ステップ2:輸送手段の手配と予約(Booking)

取引条件が決まったら、次は実際に貨物を運ぶための船や飛行機を確保します。通常、この手配は国際物流のプロであるフォワーダーに依頼します。

海上輸送と航空輸送の選び方

どちらを選ぶかは、貨物の特性、コスト、緊急度によって決まります。

🚢 海上輸送

メリット:

大量の貨物を安価に運べる。重いもの、大きいものに適している。

デメリット:

輸送に時間がかかる(リードタイムが長い)。天候の影響を受けやすい。

✈️ 航空輸送

メリット:

スピードが速い。精密機器や生鮮品など、急ぎの貨物や高価な貨物に適している。

デメリット:

輸送コストが高い。重量やサイズに制限がある。

フォワーダーへの依頼とブッキング

荷主はフォワーダーに、貨物の情報(品名、数量、重量、容積)、仕向地、希望納期などを伝え、見積もりと輸送スケジュールの提案を受けます。内容に合意したら、船会社や航空会社への「予約(ブッキング)」を依頼します。フォワーダーは、最適な船やフライトを確保し、荷主にスケジュールを連絡します。

【重要ワード】
  • ブッキング (Booking): 船会社や航空会社の輸送スペースを予約すること。
  • コンテナ (Container): 貨物を詰めるための鋼鉄製の箱。国際規格で統一されており、効率的な積み替えや輸送を可能にしています。
  • FCL (Full Container Load): 荷主がコンテナ1本を貸し切って輸送する形態。貨物量が多い場合に利用します。
  • LCL (Less than Container Load): コンテナ1本に満たない小口貨物を、他の荷主の貨物とひとつのコンテナに混載して輸送する形態。
  • 航空貨物 (Air Cargo/Air Freight): 航空機で輸送される貨物のこと。
  • 混載 (Consolidation): LCLや航空輸送において、複数の荷主からの小口貨物をまとめて一つの輸送単位にすること。

ステップ3:貨物の集荷と輸出梱包

予約が完了したら、いよいよ貨物を輸送に向けて準備します。

指定場所からの貨物引き取り(ドレージ)

多くの場合、フォワーダーが手配した運送業者が、輸出者の工場や倉庫へ貨物を引き取りに伺います。コンテナ輸送の場合、空のコンテナをトラックで運び、その場で貨物をコンテナに詰め込む(バンニング)か、一旦貨物を引き取って港近くの倉庫でバンニングします。このコンテナを陸上輸送することを特に「ドレージ」と呼びます。

国際輸送に適した梱包の重要性

国内輸送とは比較にならないほど、国際輸送中の貨物は過酷な環境に置かれます。船の揺れ、積み替え時の衝撃、温度・湿度の変化、盗難のリスクなどから商品を守るため、頑丈で耐水性のある「輸出梱包」が不可欠です。木箱や強化段ボール、貨物を固定するためのパレットなどが用いられます。不適切な梱包は、貨物の損傷に直結するため、非常に重要な工程です。

【重要ワード】
  • ドレージ (Drayage): 港や物流拠点と内陸の拠点との間でコンテナを陸上輸送すること。
  • パレット (Pallet): 荷物を載せるための台。フォークリフトでの荷役を容易にし、貨物を安定させます。
  • 輸出梱包 (Export Packing): 長距離・長時間の国際輸送に耐えうる特殊な梱包。
  • 海上コンテナ (Marine Container): 海上輸送で使われるコンテナ。一般的なドライコンテナのほか、冷凍・冷蔵品用のリーファーコンテナなど種類は様々。
  • 航空コンテナ (ULD: Unit Load Device): 航空機の胴体形状に合わせて作られた、航空輸送専用のコンテナやパレット。

ステップ4:輸出通関手続き

貨物の準備が整い、港や空港の倉庫(保税地域)に搬入されたら、次はいよいよ国境を越えるための公式な手続き、「輸出通関」です。

通関の役割と重要性

通関とは、貨物を輸出(または輸入)する際に、税関に対して貨物の品名、数量、価格などを正確に申告し、法律に基づいた審査を受け、許可を得る一連の手続きのことです。これにより、国は禁制品の流出入を防ぎ、安全を守り、正確な貿易統計を作成しています。この手続きなくして、貨物を海外に送り出すことはできません。

税関への申告と許可

通常、この複雑な手続きは専門家である「通関業者」が代行します。通関業者は、荷主から受け取った書類をもとに、税関のシステム(NACCS)を通じて電子的に輸出申告を行います。税関は申告内容を審査し、必要であれば現物検査を行います。問題がなければ「輸出許可通知書」が発行され、貨物は正式に外国へ向けて船積み・搭載できる状態になります。

貿易書類の準備

通関手続きには、様々な書類が必要です。代表的なものに、取引の明細書である「インボイス」、梱包内容を示す「パッキングリスト」、そして後述する輸送契約の証拠となる「船荷証券(B/L)の元原稿」などがあります。これらの書類は、正確に作成することが極めて重要です。
(※貿易書類の具体的な項目や作成方法は、別記事「貿易書類の必要項目と作成ツール」をご参照ください。)

【重要ワード】
  • 輸出通関 (Export Customs Clearance): 貨物を輸出するために税関から許可を得る手続き。
  • 税関 (Customs): 輸出入貨物を管理し、関税などを徴収する国の行政機関。
  • NACCS (Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System): 通関手続きなどを電子的に処理するための、官民共同のコンピューターシステム。
  • HSコード (Harmonized System Code): あらゆる物品を約5,000項目に分類した世界共通の品目番号。この番号によって、輸出入統計や関税率が決まります。
  • 輸出許可通知書 (Export Permit): 税関が輸出を許可したことを証明する書類。
  • 原産地証明書 (Certificate of Origin): 貨物の原産国を証明する書類。EPA/FTA(経済連携協定)を利用して関税の減免を受ける際に必要となります。

ステップ5:国際輸送(海上輸送・航空輸送)

輸出許可が出た貨物は、いよいよ本船や航空機に積み込まれ、目的地の国へと旅立ちます。

本船・航空機への積み込みと出港・出発

コンテナはガントリークレーンによって本船に積み込まれ、航空貨物は専用の器材で航空機に搭載されます。船や飛行機は、定刻通りに出港・出発します。

輸送中の貨物追跡

貨物が今どこにあるのかを知ることは、輸入者にとって非常に重要です。フォワーダーや船会社・航空会社のウェブサイトでは、B/L番号やコンテナ番号を入力することで、貨物の現在位置や状況(貨物追跡)を確認できます。これにより、輸入者は到着時期を予測し、その後の準備を進めることができます。

【重要ワード】
  • 船荷証券 (B/L: Bill of Lading): 船会社が発行する書類。①貨物を受け取った証明、②輸送契約の証拠、③貨物の引換証(有価証券)という3つの重要な機能を持っています。
  • 航空運送状 (AWB: Air Waybill): 航空会社(またはフォワーダー)が発行する貨物の受領証。B/Lと異なり有価証券ではありません。
  • 積み替え (Transshipment / T/S): 貨物が最終目的地に到着する前に、途中の港や空港で別の船や飛行機に載せ替えられること。
  • 貨物追跡 (Cargo Tracking): インターネットなどを利用して、輸送中の貨物の位置情報を確認すること。

ステップ6:輸入通関手続きと関税納付

長い旅を終え、貨物が目的地の国に到着しました。しかし、まだ荷主の元には届きません。最後の関門である「輸入通関」が待っています。

輸入地到着後の通関手続き

貨物は港や空港の保税地域に降ろされ、輸入国の税関の管理下に置かれます。ここでも輸出時と同様に、通関業者を通じて税関に輸入申告を行います。税関は、申告内容が正しいか、輸入が禁止・規制されている品物ではないか、適用されるべき関税率は正しいかなどを審査します。

関税の計算と納付

輸入品には、原則として「関税」と「消費税」が課せられます。関税額は、商品の価格(課税価格)に、HSコードによって定められた関税率を掛けて計算されます。日本がEPA(経済連携協定)やFTA(自由貿易協定)を締結している国からの輸入品は、原産地証明書を提出することで、関税が減免される場合があります。これらの税金を納付しなければ、輸入は許可されません。
(※関税を戦略的に抑える方法については、別記事「関税戦略」で詳しく解説しています。)

輸入許可

審査と納税が完了し、問題がなければ税関から「輸入許可通知書」が発行されます。これで、貨物は晴れて国内に引き取ることができるようになります。

【重要ワード】
  • 輸入通関 (Import Customs Clearance): 貨物を輸入するために税関から許可を得る手続き。
  • 関税 (Customs Duty / Tariff): 輸入品に課される税金。国内産業の保護などの目的がある。
  • 消費税 (Consumption Tax): 関税と同様に、輸入品にも国内の消費税が課される。
  • EPA/FTA (経済連携協定/自由貿易協定): 特定の国や地域との間で、関税の撤廃・削減などを取り決めた協定。
  • 輸入許可通知書 (Import Permit): 税関が輸入を許可したことを証明する書類。
  • デマレージ (Demurrage): 港のコンテナヤードで、無料保管期間(フリータイム)を超えてコンテナを留置した場合に発生する超過保管料。
  • ディテンション (Detention): コンテナを港から引き取った後、規定の無料期間内に空のコンテナを返却できなかった場合に発生する延滞料金。

ステップ7:貨物の引き取りと国内配送

ついに最終ステップです。輸入許可を得た貨物を、輸入者の元へ届けます。

輸入許可後の貨物引き取り

輸入許可が出ると、貨物は保税地域から引き出すことができます。コンテナ輸送の場合、フォワーダーが手配したドレージ業者(トラック)が港へ向かい、コンテナを引き取ります。この時、船会社から貨物を引き取るためには、原本のB/L(船荷証券)が必要となります。

倉庫での保管、国内輸送

引き取られたコンテナは、輸入者の指定する倉庫や工場へ運ばれます。そこでコンテナの扉を開け、中の貨物を取り出す作業「デバンニング」が行われます。その後、貨物は検品・仕分けされ、必要に応じて倉庫で一時保管された後、最終的な納品先へ向けて国内のトラックなどで配送されます。これで、輸出者から始まった長い旅は終わり、無事に輸入者の手元に貨物が届きます。

【重要ワード】
  • デバンニング (Devanning): コンテナから貨物を取り出す作業。バンニングの対義語。
  • 保税倉庫 (Bonded Warehouse): 輸入許可前の外国貨物を、関税を一時的に留保した状態で保管できる倉庫。
  • 国内配送 (Domestic Delivery): 港や空港から、輸入者の指定する最終目的地まで貨物を輸送すること。
  • リードタイム (Lead Time): 発注から納品までに要するすべての時間。国際物流ではこのリードタイムの管理が非常に重要。

まとめ:複雑な国際物流も、知識とパートナーシップで成功へ導く

ここまで、国際物流の7つのステップと、そこで活躍するプレイヤー、そして重要な専門用語について解説してきました。一見すると複雑で、多くの手続きや専門家が関わるため難しく感じるかもしれません。

各ステップの連携と全体最適化の重要性

重要なのは、これら7つのステップが独立しているのではなく、すべてが密接に連携している一つの大きな流れであると理解することです。一つのステップでの遅れやミスが、後続のすべてのプロセスに影響を及ぼし、結果的にコスト増加や納期遅延につながります。だからこそ、一部分だけを見るのではなく、輸出から輸入までの流れ全体を俯瞰し、最適化する視点が不可欠です。

信頼できるフォワーダーの選び方

この複雑な流れをスムーズに進め、全体最適化を実現するために最も重要なのが、信頼できるパートナー、すなわち「フォワーダー」の存在です。優れたフォワーダーは、単に輸送を手配するだけでなく、貨物の特性や納期、コストの要望に応じて最適な輸送プランを提案し、複雑な書類作成や通関手続きを正確に処理し、予期せぬトラブルにも迅速に対応してくれます。まさに、国際物流という旅の頼れるガイド役です。

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